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今回は、エギのタイプ別に使い方を解説したいと思います。
これを読めば、シチュエーションによって、使うエギのタイプを迷いなくチョイスできるようになり、釣果アップにつながります。
エギのタイプって何なの?
エギのフォールスピード(沈下速度)によってタイプが別れるんだよ。
そうなんだ!エギのフォールスピードなんて考えてなかった・・・
エギングにおいてフォールは、すごく重要な要素なんだよ。
エギのタイプ
チェックポイント
パッケージなどに書かれた『沈下速度 ○○秒/m』とは、1m沈むのにかかる秒数を意味しています。
沈下速度はメーカーによって違うので、ホームページやパッケージにより確認するのがよいでしょう。
ここではYAMASHITAの3.5号エギのデータを載せています。エギの号数が変わると沈下速度も変わります。
釣りでいう『シャロー』とは水深が浅いことで、『ディープ』とは水深が深いことです。
エギのタイプの『シャロー』や『ディープ』とは、その水深に適しているという意味でタイプ名となっています。
スーパーシャロー
沈下速度(3.5号エギ) 約8秒/m
- 使用するシチュエーション
- 水深が1~2mの浅場や藻場。
- イカが低活性で、反応が悪い時。
- イカにじっくりエギを見せた方が反応がいい時。
メリット
デメリット
- 潮が効いている状況や、深場では、底をとるのに時間がかかったり、底をとれない場合もある。
- じっくり見せることで、見切られてしまう場合がある。
用語解説
【さびく】
エギングでいう”さびく”とは、ロッドを横向きにして、後ろにゆっくりスライドさせることで、エギをゆっくり引っ張ること。
【レンジ】
水中の一定の層、深さのこと。
シャロー
沈下速度(3.5号エギ) 約6秒/m
- 使用するシチュエーション
- 水深が1~2mの浅場や藻場。
- 水深があっても、ベーシックタイプのエギでは抱き切らない時。
- ベーシックタイプのエギで、イカがスレてしまった後。
メリット
- ゆっくりフォールするので、ベーシックタイプのエギでは抱かないイカに、抱かせる間を与えられる。
- 春のエギングで重要となる藻場で、藻の上をじっくり探ることができる。
デメリット
- 潮が効いている状況や、深場では、底をとるのに時間がかかったり、底をとれない場合もある。
- じっくり見せることで、見切られてしまう場合がある。
用語解説
【スレる】
エギを見すぎて、警戒心が強くなり、エギに反応しなくなる状態。
ベーシック
沈下速度(3.5号エギ) 約3秒/m
- 使用するシチュエーション
- 基準になるエギなので、釣り場に着いて1投目。
- 水深や潮の効き具合を確かめる時。
メリット
- どのレンジにも対応できる。
- 堤防、サーフ、磯など、場所を選ばない。
- 初心者に扱いやすい。
デメリット
- 水深が浅い場所では、フォールで抱かせづらい。
ディープ
沈下速度(3.5号エギ) 約2秒/m
- 使用するシチュエーション
- 水深が10m以上の深場。
- 潮流の早いポイント。
- 飛距離を出したい時。
メリット
デメリット
- エギを安定してフォールさせるのが難しい。
- エギがボトム付近にいる時間が長いので、エギをロストしやすい。
- フォールが早いので、イカに抱かせるタイミングが短い
用語解説
【ボトム】
底のこと
【ブレイクライン】
水深が浅い場所から、急激に深くなる境目のライン
※ラインブレイクは糸が切れることなので間違えないように
【ロスト】
根がかりなどにより、ラインブレイク(糸切れ)してエギやルアーを失うこと
まとめ
はじめはベーシックタイプのエギを使い、水深や潮流の把握ができるようになりましょう。
ベーシックタイプのエギでは、すぐに着底してしまい、イカがなかなかエギを抱かないなら、シャロータイプやスーパーシャロータイプにチェンジしましょう。
逆に、着底に時間がかかりすぎたり、エギが着底する前に、とんでもない所まで潮に流されるようだと、ディープタイプにチェンジです。
浅ければシャロー、深ければディープというのは基本ですが、浅い所でディープタイプを使い、早いフォールスピードで、イカの活性を上げてイカを集めてから、シャロータイプにチェンジして、集まったイカを仕留めていくという使い方もあります。
どのタイプにしろ、フォール姿勢を安定させれるようになれば、おのずと釣果は上がってきます。
各タイプ、ラインテンションをどのように掛ければエギが違和感なくフォールするかを常に考え、感じながらエギングしましょう。
フォールテクニックはエギングにおいて最重要テクニックです。フォールテクニックについて詳しく知りたい方はこちら↓↓↓
いっぱいイカが釣れますように・・・