エギのロストを防げ!根掛かりさせない工夫と、根がかりした時の外し方

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エギのロストを防げ!根掛かりさせない工夫と、根がかりした時の外し方

エギングをしていてテンションが最も下がる、根掛かりによるエギのロスト・・・
今回は根掛かりを防ぐ方法。もし根掛かりしてしまった時の有効な外し方を紹介したいと思います。

みなさん、根掛かりしたことありますよね?

買ったばかりのエギ、お気に入りのエギ、高価なエギ、思い出が詰まったエギ、廃盤等で入手困難なエギ。このようなエギを根掛かりしてロストしてしまった時の絶望感はすさまじいものがあります。

筆者も初心者の頃は、頻繁に根掛かりし、根掛かりの外し方も分からず、やみくもに引っ張ってラインが切れてしまい、エギを何本もロストしました。

1時間で5本ロストしたこともあったくらいです。

そんな悲しい経験を重ねてきた筆者も、今シーズンのエギのロストは1本(エメラルダスピークのムーンナイトアワー)です。

もちろん今シーズンも根掛かりは何度もしています。

なぜ根掛かりしたエギの回収率が高いのか?何を注意しているのか?特別な外し方があるの?ラインの太さは?などを解説していきます。

オリン
オリン

エギって最近また値段上がったよね?

ブルオ
ブルオ

いろいろな要因で物の値段上がってるから、エギも高くなるのは仕方ないかもね。

オリン
オリン

いっぱいエギロストするとお小遣いなくなっちゃうよ。

ブルオ
ブルオ

お財布にも自然にも優しくするために、エギのロストは避けたいよね。





根掛かりさせない工夫

ポイントの地形を把握する

ポイントに入ってすぐにキャストするのではなく、海の中を観察しましょう。

この時にあると便利なのが偏光グラスです。普通のサングラスと違い、海面の反射光がカットされて、見たもののコントラストをはっきりさせることができるので、海の中の様子がよく見えます。

偏光グラスを使用することで、根掛かりの原因となる、藻のある場所、シモリのある場所、を把握しやすくなります。

初場所は、海中をよく観察して、根掛かりそうなところは、きわどく攻めないようにしましょう。

同じポイントに何度も通うことで、そのポイントの地形を把握できるようになり、根掛かりを恐れず攻めることができるようになります。


エギの位置を把握する

地形をある程度把握できていても、自分のエギがどこにあるのかがわかっていなければ根掛かりは避けられません。

キャスト後やシャクった後は、エギの位置が把握できるように意識することが大切です。

慣れるまでは難しいですが、釣行をかさねれば、水深、ラインと海面の接する位置、ラインの張り具合いからエギの位置を把握できるようになります。


海中にエギがある時に他のことをしない

キャストした後にポケットからスマホを取り出し、操作していて、エギの着底に気がつかず、そのまましばらく放置してしまい、シャクった時には根掛かりしていたなんてことがあります。

他にも、横にいる友人や、釣り場で仲良くなった人とのおしゃべりに夢中になってしまい、根掛かりしてたなんてことも。

キャストした後、エギが手元に戻ってくるまでの間で、他のことをするのは根掛かりの原因になります。

根掛かりだけでなく、イカのアタリを見逃すことも。

キャストした後は、目、耳、手元に伝わってくる情報に集中するようにしましょう。


根掛かりする場所の確認

シモリの奥、藻の奥、手前の駆け上がりの奥、手前の敷石。主にこのような場所にエギが着底している時にシャクってしまうと根掛かりが起こりやすいです。しかし、シモリ周辺や、藻の周辺はイカがいることが多く、攻めるポイントでもあります。

ならどうすればいいのか?根掛かりしやすい場所にエギを着底させた時は、着底した次のシャクリを思いっきりやらないようにします。特に手前に引いてくるようなジャークは避けましょう。

このような時は、エギをゆっくり上に大きくリフトすることを意識しましょう。手前に引くのではなく、ゆっくり上にです。

もしこのアクションで根掛かりが発生しても軽い根掛かりの為、外すのも簡単です。

手前の敷石までエギを引いてきてイカの追尾が確認できなければ、着底させずに、速やかにエギを回収しましょう。

敷石のすき間にエギがはまってしまうと、見えているのに取れないという悔しい思いをします。





根掛かりの外し方

注意点

根掛かったと分かったら、絶対に強くロッドを煽ってはいけません。より根掛かってしまい外しにくくなります。それだけでなく、ロッドに負荷がかかり、最悪な場合、ロッドが破損してしまいます。

参考動画

バスプロの秦拓馬さんの動画を参考にしてみてください。

自分は、この外し方をやるようになってから、エギの回収率が激上がりしました。

藻に掛かった時は、ちゃんまえチャンネルさんの外し方も有効です。

最終手段

動画のようにやっても外せない時は、ロッドとラインを一直線にして、ラインブレイカーを使いラインを引っ張っていきます。

ラインブレイカーを使わずにリールを押さえて引っ張るとリールに強い負荷がかかるのでやめましょう。

この時に注意するのは、絶対に焦って引っ張らないことです。ゆっくりとじわじわ引いてみてください。

藻にかかっている時は、藻がぶちぶち切れていく感覚が手に伝わってきます。焦らずゆっくり藻を引きちぎって回収します。

このやり方でエギの回収率は相当上がるはずです。


ラインの強度が基本です

ラインの強度

外し方がわかってもラインに強度がなければ回収は難しくなります。

エギングのラインは、PE0.6~0.8号が標準となっています。飛距離等を考えると0.6号にしたくなりますが、慣れない間は0.8号の方がおすすめです。

筆者が初心者の頃は0.8号を使用していました。3年目くらいから0.6号に変えましたが、2年前からまた0.8号に戻しました。リーダーはフロロカーボン2.5号です。エギが根掛かった時の回収率を上がるためです。絶対にロストしたくないと、PE1.0号+フロロ3号を使っている友人もいます。

ラインを太くし、切れにくくなったとしても、PEとリーダーをつなぐノットの強度が弱ければ、そこで切れてしまうので、意味がありません。

おすすめのノットを詳しく紹介した記事はこちら。


ラインチェックを怠らない

ラインチェックはこまめに行いましょう。太いラインでもダメージがあれば簡単に切れてしまいます。

  • 根掛かりを回収した後
  • 魚のアタリがあった後
  • ラインがエギに巻き付いてしまった時
  • 結び目ができてしまった時
  • ラインが岩や石、テトラなどに触れた時
  • イカを釣った後

リール、ロッドのチェック

リールやロッドにダメージがあると、PEラインの高切れにつながります。リール、ロッドのチェックもこまめに行いましょう。

  • ロッドのガイドが傷ついていないか
  • スプールエッジが傷ついていないか
  • ベールが傷ついていないか
  • ラインローラーが傷ついていないか、ちゃんと回っているか
  • ベールを起こす時にラインに引っかかる感じがないか

まとめ

  1. 地形を把握する
  2. エギの位置を把握できるようにする
  3. キャスト後は他の事をせずに集中する
  4. 根掛かりそうな場所を把握する
  5. 根掛かりの外し方をマスターする
  6. 根掛かりを外す時は絶対に急がない
  7. ラインの強度を考える
  8. ノットがしっかり組めるようにする
  9. ラインチェックをこまめにする
  10. ロッド、リールのチェックも忘れずに


いっぱいイカが釣れますように・・・