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筆者の地元、若狭では、アオリイカが釣れだしました。秋と違い警戒心の非常に強い春の親イカを釣るために、どんなエギがいいのか迷っておられる方のために、前回までに【YAMASHITA編】【DAIWA編】【カルティバ編】【DUEL編】と春エギングにおすすめのエギを各2本ずつ書いてきましたが、今回はそれらのまとめ記事になります。
あなたにおすすめするエギは次の8本です。
エギ王Kカクテルオレンジ(スーパーシャロー)
オレンジとピンクのアピールカラーに赤テープを組み合わせたカラー。ナイト、ローライト時、濁りがある時などに有効。エギ王Kムラムラチェリー(スーパーシャロー)
透け感のあるケイムラ発光と、淡いピンクが、澄み潮から笹濁り時に効果を発揮。エメラルダスダートⅡTypeSケイムラ-蛍光キューカンバー
ダートに特化し、スローシンキングタイプなので浅場を攻めるのに最適。エメラルダスフォールLCラトルTypeS金-オレンジ&ピンクエビ
圧倒的な飛距離と安定したフォール姿勢で、イカに警戒心を与えにくい。Draw4タイブレイカーアップルマンゴー/レッド
スレイカ、夜に強い赤テープ。日中でも視認しやすく、サイトに適したカラー。Draw4タイブレイカーパールライズ/赤金
下地は腹部が赤、背中が金のツートンで、シチュエーションを選ばないカラー。EZ-Qキャスト喰わせブルー夜光マーブルピンク
通称『数釣りマスター』。時間帯、天気等の状況を選ばない万能カラー。EZ-Qキャスト喰わせリアルイソスジエビ
日中に強いと言われているが、マヅメ、ナイトの実績もじゅうぶん。困ったときのイソスジエビ。
春のアオリイカって釣るの難しいんでしょ?
秋と違って警戒心の強い個体が多いし、なかなか釣るのは難しいよね。
でも釣れたら大きいんでしょ?
そうだよ。引きも強いし、1回味わったらもうやめられないよ。
春アオリイカの特徴
- 2キロ、3キロといった大型の個体も混じるが、秋と違い個体数が少ない。
- 水温が16℃くらいになると、産卵のため、接岸してくる。
- エギを積極的に追わない。
- 警戒心が非常に強い。
- エギを簡単に見切ってしまう。
春エギングに使用するエギのサイズ
3.5号、4.0号を使用するのが一般的とされていますが、3.0号でも釣れます。イカへのアピール力を考えると、3.5号、4.0号の方に分があります。大きいイカは大きいエギを抱くという考えもありますが、3.0号でも大きいイカは抱いてきますので、タックルバランスや、使用感、操作性でチョイスしても全然いいと思います。
ちなみに筆者は秋、春、関係なくメインは3.0号です。キャストもしやすく、操作性もいいのでメインの大きさにしています。
春エギングのポイント選び
接岸し始めて、まだ産卵行動に入る前のイカはエサを求めて積極的に回遊します。ではどこで回遊待ちすればいいのでしょう。
防波堤なら先端(入口)です。潮通しも良く、船道(ミオ筋)を使って漁港内に入ってくるイカの回遊待ちに適しています。
ただ防波堤の先端は競争率も高く、なかなか入りにくい場所でもあります。もし先端に入れなかった時、次に狙うのは折れ曲がりがある防波堤なら曲がり角の部分です。水流が変化するポイントですのでベイトが付きやすいので、それを狙ってイカが入ります。
防波堤の根元付近は意外に穴場です。水深は浅くなりがちですが、磯に隣接して藻が生えているなら狙い目です。防波堤によっては、根元に墨跡が多数ある防波堤があります。そういう時は迷わず根元に入りましょう。
磯の場合も潮通しは重要です。ワンド入口の先端や、深場に近い岬の先端などが良いでしょう。また潮の流れのヨレができているところや、シモリなどのストラクチャー周りもベイトが付きやすいので、イカが入っている確率が高いでしょう。
特に磯でエギングする時は偏光グラスが必須となります。絶対に持っておきたいアイテムです。
いつ回遊してくるかわからないイカを待つのは忍耐が必要です。タイドグラフやベイトの動きなどを見て、釣れる確率が低い時間帯などは、効率よく休憩し、来たる時を待ちます。
春のエギングは特にベイトの有無が重要になります。ベイトの動きを注意深く観察することも忘れないようにしましょう。
春エギングおすすめエギ
エギ王K カクテルオレンジ(スーパーシャロー)
- 夕マズメ~ナイト、ナイト~朝マヅメといったナイト、ローライト時や、日中でも濁りがある時などは、シルエットの出やすい赤テープが活躍します。
- 軍艦グリーンも赤テープで、非常に人気もありますが、個人的にはカクテルオレンジの実績の方が上です。
- このカラーも人気があり売り切れであったり、価格上昇が出ています。店舗で見つけた時は、迷わず購入することをお勧めします。
エギ王K ムラムラチェリー(スーパーシャロー)
- ケイムラボディはマズメ~日中に紫外線により発光しアピールすることでイカを誘います。
- 雨天曇天にもケイムラボディは強いとされているので、天気を選びません。
- エギ王シリーズの中でも実績はピカイチ!絶対に持っておきたいカラー。
エメラルダスダートⅡ TypeS 蛍光キューカンバー
- 安定したダートが特徴のエメラルダスダートⅡ。抵抗も少なく、軽いシャクリで綺麗にダートしてくれます。
- 春のアオリイカは警戒心が強いので、左右の激しいダートを嫌がりますが、このエギは優しくシャクることでブレのない柔らかなダートをしてくれるので、イカへのアピールには最適です。
- 蛍光キューカンバーというケイムラ下地のカラーで、マヅメ、雨天曇天に力を発揮してくれます。個人的には夕マヅメの実績が高いです。
- TypeS(スローシンキング)6秒/mなので春の藻場で活躍します。
エメラルダスフォールLCラトル TypeS 金-オレンジ&ピンクエビ
- 進化したエメラルダスフォールの特徴は、なんといっても飛距離。磁着式の重心移動により、驚くほどの飛距離が出ます。おかっぱりで今まで届かなかったポイントまでエギを送り込むことができます。
- 春のアオリイカに違和感を与えない安定したフォール姿勢は素晴らしいです。
- 金テープにオレンジとピンクを合わせた鉄板カラー。
- 日中なら天気を選ばず、金テープのフラッシング効果により、イカにアピールすることができ、夜でも常夜灯付近なら、金テープの力はじゅうぶんに発揮されます。
Draw4 タイブレイカー アップルマンゴー/レッド
- 赤テープなので夜間でもシルエットがはっきり出るのでナイトエギングでの使用が多いです。
- ナイトエギングでは、タイブレイカーの特徴を生かして、中層でのレンジキープや、底でのステイを多用しイカを誘います。
- 日中に濁りがある場合でも力を発揮します。また視認性が高いのでサイトエギングにも適しています。
Draw4 タイブレイカー パールライズ/赤金
- 下地カラーが、腹部はレッドで、背中はゴールドなのでシルエットが出やすく、フラッシング効果もあります。
- アップルマンゴーと同様に、タイブレイカーの特徴を生かして、中層でのレンジキープや、底でのステイを多用しイカを誘います。
- 地味なカラーですが、スレイカに口を使わせるのにぴったりのカラーです。
EZ-Qキャスト喰わせ ブルー夜光マーブルピンク
- 秋は日中と中心に使用していますが、春は日中に限らず、マヅメ、夜間でも使用し、結果を残しています。
- ローテーションで、パタパタではないエギから、このエギにチェンジして、スレてしまっているイカにスイッチを入れます。
- 万能カラーなのでどんな状況においても、迷わず投入できるので、絶対に持っておきたいカラーです。
EZ-Qキャスト喰わせ リアルイソスジエビ
- パタパタといえば、このカラーというくらい、代表的でよく釣れるカラーです。
- ブルー夜光マーブルピンクと同様、状況を選ばず使用可能で、安定して釣果を出せます。
- ”困ったときのイソスジエビ”というように、他のエギ、カラーで釣れない時は、このエギを投入し、ボウズ逃れです。
まとめ
今回は春エギングにおすすめのエギを8本紹介しました。
今回紹介したエギをローテーションさせて、皆さんが春アオリイカをキャッチされるよう願っています。
ただ、春のアオリイカは釣るのが非常に難しいです。春イカが開幕すると、SNS等でフォロワーさんの釣果を頻繁に見るようになりますが、焦らないでください。春のアオリイカは、みんなが釣れるものではありません。
ビギナーズラックで釣れる方や、初心者の方でも、優秀な先輩エギンガーのレクチャーやガイドによって釣れることもあります。ですが、ほとんどの釣れているエギンガーさんはいろいろな経験、研究、努力をされていて、春でもキロオーバー、2キロオーバーを何杯も釣っているのです。
最初は何年も釣れないなんてことはザラにあります。くじけずに、経験をかさね、いろいろと考えながらエギングしていれば絶対に釣れる時が来ます。
いつか3キロオーバーを釣れる時が来るかもしれませんよ。
おっきな春アオリイカが釣れますように・・・